虫歯を予防することで知られていますが、骨のミネラルの低下防止や、大動脈の石灰化を予防する役割も担っています。

フッ素

フッ素はフッ化カルシウムとして骨や歯に存在しているミネラルで、歯磨き粉などに含まれていて、虫歯を予防し、歯のエナメル質を強化します。これは、歯の表面のハイドロキシアパタイトが、フッ素と一緒になることにより、虫歯が出す酸に対して強くなるからです。虫歯を予防し、歯を丈夫にするためには、今のところフッ素の摂取以外には方法が見つかっていません。日本の子供の虫歯の数は諸外国に比べて非常に多くなっています。これは、日常的なフッ素摂取量の差と言えます。諸外国などでは、水道水にフッ素が予め添加されている場合が多くなっていますが、日本では歯磨き粉などに添加されているだけなので、おのずと摂取量に差が出てしまいます。フッ素は元々は自然界に幅広く存在するミネラルで、フッ化物として岩や土の中、河川、動物、植物に存在しています。人間の体内に摂取されたフッ素は、半分が骨や歯となり、残りの半分は体外に排出されてしまいます。
フッ素を過剰摂取すると、歯の表面が荒れたり、黒ずんだりする形成不全を起こしたり、骨が硬くなってしまいます。
フッ素は歯だけではなく、骨にとっても重要な役割を担っています。骨のミネラルの低下を予防し、骨の老化を防ぎます。また、大動脈の石灰化を予防する役割があることも分かりました。しかし、これらの人体にとって重要な役割を果たすためには、食物から直接体内に吸収させなくてはなりません。
フッ素は煮干やお茶などに多く含まれています。お茶を飲んで摂取する場合には、抹茶が良いでしょう。また魚介類や海草にも多く含まれています。